フィリピンに恋して。
~フィリピン・バギオのリアルライフ~
フィリピン

私がフィリピンに恋した理由。

Magandang gabi!コノミです。

先月、ルソン島西部に位置するZambales(サンバレス)という島に

一泊二日のプチ旅行へ行ってきました!

それはそれは楽しい旅だったんですが

同時に私にとって、忘れられない旅になりました。

なぜかというと

この旅行を通して、今までなかなか表現できなかった「私がフィリピンを好きな理由」が自分の中ではっきりと言葉にできるようになったからです。

この記事では、

私がフィリピンに恋した理由~フィリピンの好きなところ~ について

ちょっと日本人の私たちには理解し難いエピソードも交えて書いていきたいと思います。

キッカケはサバイバル旅行

「コノミ、Zambalesに行こう!めちゃくちゃ綺麗なビーチリゾートだよ!」

ビーチリゾートと聞いたら、白い砂、青い海・・・

こんなのんびりした場所を想像しませんか?

(撮影:2016年 インドネシア・ムンジャンガン島)

 

ところが雨期だったこともあり、お天気は大荒れ。(今回は17日間滞在したんですが、17日間毎日雨でした)

台風直撃ってことはわかっていたんですけどね。

この国の人は、台風なんか関係ないのです。

想像とはかけ離れた、サバイバル旅行になりました。

電波も電気もない、雨に打たれてびしょ濡れなのに替えの服もない。

極寒、寝る場所がない、トイレに行けない。

そんな「何もなかった」一泊二日。

でも確かにめちゃくちゃ楽しくて、

笑いが耐えなくて、

仲間との幸せな時間だけがそこにありました。

 

二日目、天気も落ち着いて

太陽の下ボートに揺られながら、ふと思ったのです。

 

「ない」って、幸せだな。

フィリピンの好きなところ

世界幸福度ランキング58位の日本

日本は、物質的にとっても恵まれた国であることは間違いない。

水道の水が飲める、いつでも新鮮な野菜が手に入る、

電車やバスが時間通りにくる、快適なインターネット環境、いつでも温かいシャワーが浴びられる・・・

本で生活していれば、一日を過ごす上でとくに困ることってないですよね。

 

一方で、国連が発表した【世界幸福度ランキング】

最新の2019年版、日本は何位かご存じですか?

 

58位です。

 

こんなに恵まれているというのに。

ちなみにフィリピンは69位でした。

 

フィリピンに行ったことがない人にフィリピンのイメージを聞くと

「貧困」「スラム」「内紛」などネガティブなワードが出てきがち。

もちろん事実としてそういう側面はありますが、国民が感じている幸福度についての調査結果では

日本とそこまで差が開いていないんです。

 

日本の幸福度が低いことについては沢山の人が専門的に研究してますし、もちろん一概には言えませんが

要因のひとつには、日本が「恵まれすぎていること」にあると思います。

「ある」が前提の日本、「ない」が前提のフィリピン

日本には、なんでもある。

「ある」が当たり前であるがゆえに

少しでも欠けると、気持ちに余裕が持てない・心の冷静さを欠いてしまう日本人。

・ちょっとネットの接続が悪いとイライラする
・電車やバスが2分遅れると何度も時計を見てしまう

心当たり、ありませんか?

私はあります。

 

一方、「ない」が当たり前のフィリピン。

いつでもうまくいかないことが想定の範囲内にあるため

イレギュラーが起こっても動じず、冷静に次のアクションを考えられるフィリピン人。

うまくいかないことも多いけど、しょうがない。

相手を許し、自分も許してもらう。それでいいのがフィリピン。

 

「ない」ものにばかり焦点を当てて不満を言う日本人。

「ある」ものに焦点を当てて満足するフィリピン人。

 

「ない」から今あるものに感謝するフィリピン人。

「ある」から感謝の心を忘れてしまった日本人。

 

日本にいると、環境に飲まれて余裕がなくなって、なんだか息苦しくて。

フィリピンにいると、いつも相手を許すことができて、心に余裕があるんです。

きっと「フィリピンにいるときの自分がすき」なんだろうな。

怒らない?フィリピン人

ハイ、ではここ最近私の身の回りで起こった

ちょっとしたことでは怒らないフィリピン人の事例をどうぞ。

ランチの約束に誰も来なくても怒らない

とある日曜日。

「コノミの誕生日が近いから家族みんなでランチに行こう!」

待ち合わせぴったりに、私と彼は待機。

私の心持ちとしては、まあちょっとは、かしこまってるわけですよ。

心許した相手といえど、お付き合いしている恋人の家族ですから。

 

-15分後

彼のお母さんからメールが。

洗濯物を干さないといけないのでやっぱり行けない」(え?ランチ行くってわかってたよね?なぜ洗濯を始めた?)

 

-20分後

叔父さんからメール。

やることがあるからやっぱり行けない」(え?ランチ行くってわかってたよね?それ今やらなきゃいけないこと?)

 

私たち「じゃあ今日は二人だね!どこ行く?」

鍵を修理に出したら余計壊れても怒らない

車の鍵が機能しなくなったので、路上の修理屋さんに出す。

待つこと30分、当然お金も払った。

ところが帰っていざ使おうとすると、修理に出す前よりさらにぶっ壊れている。

しかし、彼が鍵屋を責めたり愚痴を言ったりすることは一切なく

その後、サリサリストアで接着剤やらなにやら購入、二時間鍵と格闘して自力で直してました。(笑)

自分の家に他人が住み着いてても怒らない

ある日、彼の家のベランダ?に、見たことない男性がいた。(彼の家にはよく遊びに行っていたけど今までそんなことは一度もなかった)

その日はとくに気に留めることもなく素通り。

 

次の日、また次の日も同じ場所に同じ人が。

 

さすがに気になったので彼に「あの人は誰?私は会ったことないね」と聞くと

「知らない。たぶん、叔父さんの友達じゃない?」

「あの人ここに住んでるの?」

「知らない。聞いてないから」

「知らない人が自分ちに住んでるかどうか知らないってこと?」

「聞けないよ!だって失礼だろ、よく知りもしないのに、いきなりここに住んでいるかどうか聞くなんて」

「(他人の家に勝手に住む方がよっぽど失礼だろ・・・っていうかどんな状況?)」

 

その男性は数日後にはいなくなってました。

ちなみにフィリピンではそういうの、あるあるらしい。(どういうの?笑)

 

私もフィリピンに滞在するようになって

怒りの感情がわかなくなりました。もともとそんなに怒りっぽい方ではなかったですけど。

フィリピンの「人を責めない(だから私のことも責めないでね)」「起こったことはしょうがないよね」そんな国民性がすごく好き。

自分がやられてもいいことは人にもする

「自分がやられてイヤなことは、お友達にもしない」

これ、幼稚園のとき先生に言われませんでしたか?

 

フィリピンでは、ちょっと応用編。

「自分がやられて許せる範囲のイヤなことは、お友達にもして許してもらう」

注)フィリピンの幼稚園でこのような教育がされているわけではありません

 

ある日、職場の同僚が「彼女が日本から遊びにくるから一週間仕事を休むよ!」とだけ言い残して急に一週間休みをとる。

すると彼、自分の仕事が倍増するわけですが

「彼女が遊びにきてるから来週まで来ないらしい。しょうがないよね」

と言って、愚痴もこぼさず仕事するんです。大変に決まってるのに。

「この人は、他人が急に仕事を放棄して自分の仕事が倍に増えても怒りの感情が沸かないのか・・・仏か?」

 

・・・と思っていたんですが、

 

先日私がフィリピンに遊びに行ったときのこと。

私は、彼が当然仕事に行くことを想定して自分で時間を潰せるように勉強道具やらパソコンやらどっさり持って行ってたんですが

「コノミがくるから仕事休んだよ!」

と言って私の滞在中なんと一度も仕事に行かなかったのです。

 

同じことを人にもするんかーい。

 

日本人の感覚としてはまずありえないので理解不能だったんですが

しばらくして「なるほど。自分がされてもとくにイヤじゃないから人にも平気でするんだな」と、妙に納得がいきました。

これ、あれですよね。

「自分がされても許せることは、他人にもする」

なのか

「自分がしたときに許してもらうために、まずは自分が許す」

なのか。

こんなゆるりとしたフィリピン文化が結構好きです(笑)

 

もちろんフィリピン全体、フィリピン人全員がこんなんじゃないです。

2億人近くいるとされるフィリピン人のうちのたった一人の、私の彼氏のエピソードです。

幸せのハードルを下げると幸福度が増す

フィリピンで生活してみて、大きく変わったこと。

それは、

幸せのハードルが下がった。

 

つまり、今まで当たり前だと思って感謝したこともなかったことが

実は当たり前ではないということを知り

小さなことにいちいち感動、感謝するようになった

幸せだと思えるようになったということです。

 

一番感じたのが「毎日温かいシャワーが適切な水圧で浴びられる」ですね。

こんな幸福、ないと思います。

フィリピン滞在中は、Tabo(フィリピン式お風呂)で生活していたので、

最初は苦労しましたが

試行錯誤を重ね、今ではいっちょ前にTaboで満足できるようになりました。

 

フィリピンにいると、

いちいち「ラッキー!」とか「しあわせ~!」とか思うんですよね。なんか。

例えば、ショッピングモールですんなり駐車スペースが見つかったときとかね(フィリピンの駐車スペース争奪戦は過酷)。

 

フィリピンにいると、幸福度が増します。

それが、私がフィリピンに恋した理由です。