フィリピンに恋して。
~フィリピン・バギオのリアルライフ~
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フィリピン人夫から学ぶこと~子育て編~

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新しい仕事までブランクがある夫に、丸々一週間、家で娘を見てもらった。

いつもは保育園に預けているので、こんなに長期間(長時間?)夫に娘を任せるのは初めて。

16歳離れた妹含め四人兄弟の長男なので、赤ちゃん一人あやすくらいなんのそのと思いきや、

向こうでは小さい子どもたちが好きな時間に・好きな場所で・好きなものを・好きなだけ食べ、朝はいつまでもグースカ寝ていた様子を思い出すと、フィリピンと日本だとやっぱり様子が違うよね。

・午前のおやつは〇時くらい、午後のおやつは〇時くらい
・砂糖の入ったお菓子はあげないで
・午前寝はいらないから体力の限界まで娘を遊ばせて、疲れたら勝手に寝ます
・極力テレビやスマホ以外の遊びをお願いします

などの細々した忠告をぜーんぶ飲み込んで、「スマホを見せるのは大概にしてね」とだけ伝え、はじめての二人の休日を見守ることにした。

 

一日目、二日目は電車に乗って公園へ。

三日目、自転車に乗せて今度は近場の公園へ。

四日目、地元の駅周りを散策。

五日目、雨が降ったので室内で絵の具遊び。

 

 

私の期待を超えてというか、私と娘が二人で過ごす休日以上に、色々連れ出してくれてる〜!笑

逐一送られてくる娘の写真や動画を、私は仕事の昼休みに見てニヤニヤする。

▼娘だけでなく妻への愛情表現も忘れないところはしっかりフィリピーノ。笑

 

娘は電車に乗ると、楽しくなってしまっていつも奇声を発する。

「しーっ!やめて!」という私の反応を面白がって、一瞬で車両全体の視線を引くようなものすごい声量で奇声を連発。

なので私は、娘と電車に乗るときはめちゃくちゃ周囲の目を気にして一秒たりとも気が休まらないし、なんなら前日から「明日電車やだな〜」と考えて吐き気がするような根暗なんだけど、夫はそういったプレッシャーを微塵も感じることなく電車に乗ってしまうから羨ましくもあり、尊敬もする。

いや、そうであるべきだし、私が気にしすぎなだけなんだけどさ。

 

またある日は、娘を抱っこ紐で抱えてサプライズで職場まで迎えにきてくれた(!

職場の門を出たら愛しいの塊が待ち構えている嬉しさ。

私「そのリュックの中、何入ってるの?」

夫「ベビの水筒と僕の水筒」

私「それだけ?」

夫「それだけ。」

フィリピン人と数年関わっていると、こういう小さなことでは驚かなくなるし、(せめておむつの一枚くらいは入れておけよw)というような心の声は無表情で自分の中にしまっておくことができるようになる。

でも外出先でベビがうんこしたらどうするつもりなのだろうか、この人は。

娘と出かけるとき、着替え・おむつとお尻拭き・汚れ物袋・水筒・騒いだ時に渡す用のおにぎり・おもちゃ等詰め込んだパンパンなリュックを持って出る私と、おむつすら持っていかない夫を、足して2で割りたい。笑

 

南の国からきた夫と一緒に子育てをしていると、学ぶことは沢山ある。

あまり他人の目を気にしすぎなくても良いこと。

親の緊張は子どもにも伝わってしまうこと。

親が大らかでいて、どんと構えていた方が、色々とスムーズにいくこと。

外出時におむつは持っていかなくていいこと。

…やっぱり冷静に考えてみても、外出時におむつは持っていこ?

いつか漏れるじゃん… うんこ。

 

夫ワンオペ最終日、インスタのストーリーがあがっていたので見てみると、娘がペダルなしの三輪車に乗れるようになっていた。

一歳のお誕生日に夫が買ってくれて、それから私が乗せようとするたび頑なに嫌がって乗らなかったのに

どうやって促したのかと夫に聞くと

「おしりぺったんして!いちに、いちに〜。それだけ」

特段変わったやり方でもない。

不思議〜。

おそらく私の場合は娘の自発的な気持ちより「乗ってほしい!」という自分の気持ちが先行していたのだろうと、少し反省した。

真逆な考えの人間とペアを組んで育児できることは、沢山の気づきがあって幸せなことだ。

べつに自分の育児を過度に否定しているわけじゃないけど。

夫をみて、学んで、真似してみよう〜。