
サウナに閉じ込められたような日本の暑さから逃れるべく、職場の夏休みを利用して、家族三人で避暑地バギオへ行ってきた。
前回の滞在(’23-24)はイフガオでの結婚式がメインで、バギオにいたのはわずか3日間。しかも滞在中は買い出しや義家族との食事会で慌ただしく、観光はほとんどできなかった。
そう考えると、バギオでゆっくり過ごすのはパンデミック時の2020年に帰国して以来。私にとっては実に5年ぶりになる。夫にとっては約3年半ぶりの帰省だ。
Contents
8月8日 1日目 〜移動〜
初のクラーク経由でバギオへ
前日は私は定時まで仕事、娘は保育園。
徹夜で荷造りと部屋の掃除を済ませ、スーツケース2つとバックパック2つを車に積み、明け方に出発した。
4:00am 出発
7:30am 空港到着
13:00pm 成田発(1時間半遅れ)
17:30pm クラーク着
空港駐車場 ― USAパーキング
成田空港の駐車場は、フライト予約時点(2か月前)で既に満車。近隣の【USAパーキング】を利用することにした。以前、両親がフィリピンに来たときに使って問題なかったので安心して申し込み。
早朝から何人ものスタッフが、朝の便に急ぐ旅行客を捌く。素早い中にも丁寧で無駄のない接客。受付で支払いを済ませ、車と鍵を預けたら送迎バスに乗り込む。10分ほどで空港に到着した。
しばしさよなら、スムーズJAPAN。
セブパシフィック
フライトはセブパシフィック。チェックインカウンターは7時オープンとのことだったが、なかなか開かない。複数のフィリピン人グループと一緒に待ちながら、「本当にここで合ってるよね?」と何度もスタッフに確認。
今回は20kg×3つの預け荷物を予約。スーツケース2つに収めたものの、そのうち1つが20kgオーバー…。追加料金は避けたいので、空港で1300円のビニールバッグとガムテープを買い、超過の8kg分を分散することにした。
夫がガムテープ探しをしている間に、隣で待っていたフィリピン人グループがゾロゾロと移動を始めた。後で分かったのは、案内されたカウンターが間違っていたというオチ。とっくにチェックインは始まっていたのだ。
カウンターで聞くと「3人合計で60kg以内なら、1つあたりの重さは合算OK」とのこと。
(そうだったのか…いや、考えてみればそうか…)
ある程度旅慣れているはずなのに、慣れていたのは「自分一人のことだけ考えればいい旅」だった。
先に知っていればビニールバッグとガムテープ代1500円は不要だったのに。初っ端から高い勉強代となった。
フライトは1時間半遅れ。時間を持て余したが、子連れだと(急なトイレやイヤイヤ対応もあるので)これくらいの余裕がむしろありがたい。
ゲート前では偶然、近所に住むフィリピン人の友達と遭遇。
その思いがけない再会に、これからのバギオ旅行でもきっとたくさんの人に会えるんじゃないか、とワクワクしてきた。
e-Travel
無事、クラーク国際空港に到着。
私のキャパオーバーで、e-Travelの登録は夫に任せていた。入国時、国籍ごとに窓口が分かれるので、私と娘のQRコードを見せるよう夫に言ったところ、「僕が3人分まとめて登録したから大丈夫」と。「いや、それは無理でしょ」と確認したが、夫は自信満々。
結果、やっぱりダメだった。
審査官「e-Travelは?」
コノミ「フィリピン人の夫が私たちの分も登録しました」
審「彼はどこへ?」
コ「さあ…どこかへ消えましたね」
審「ダメだねえ」
コ「でしょうねえ」
先に通過した夫がなぜか一人でどこかへ消えてしまったので、私と娘は取り残されることに…偶然居合わせた日本人のおじいさんたちと一緒に再登録をする羽目になった。結局、夫の登録内容にも不備があり、再びやり直し。
30分以上のロス。次回からは必ず自分で最終確認すると誓った。
初飯はChowking
出口では義家族が待ちくたびれていた。義父・義母・叔母・姪っ子が車でお迎え。
私「クラークは、全然人がいませんね!」
義母「さっきまではすごい人だったのよ」
…私たちが遅かっただけらしい。
フィリピン初飯は、高速途中のChowkingで。牛肉ごはんセット(?)とハロハロを注文。娘はマミがお気に入りで、初飯からモリモリ食べていた。


クラーク ⇒ バギオ
休憩を挟みつつ、約4時間かけてゆっくり移動した。
途中、2歳の姪っ子が車酔いで盛大に嘔吐。山道はこれがあるのをすっかり忘れていた。
以前、イフガオ〜バギオ間の乗合バスで、座席ごとにビニール袋が備え付けられていたのを「なんでだろう?」と思っていたが、あれは吐くための袋だった。こっちの子どもたちは車酔い慣れしていて、義妹も薬と袋を常備。慣れた手つきで吐いてはケロッとしている。
マルコスハイウェイをバギオ方面へ進むと、野菜やお土産を扱う露店がぽつぽつと現れる。夜でも明かりを灯して営業していて、その光景を見るたび「帰ってきたな」と胸が熱くなる。
宿泊先のトランジェントハウスに到着。オーナーに連絡がつかず、中に入れない。ノックしても、Tao po~!と叫んでも、反応なし。外で30分ほど待った頃、ようやく電話が鳴った。
「すみません、シャワーを浴びてました。あと2分で行きます」
この瞬間、「あぁ、フィリピンに帰ってきた」と実感して、堪らなくうれしくなった。
熱いお湯の出るシャワーに感動し、ふかふかでいい匂いのベッドに横たわったとき、ようやく旅の疲れが溶けていった。
▼フィリピン旅はじめての高級宿。夫の友人家族が経営している
8月9日 2日目 ~両替所、家族友人との食事~
マーケットで両替
朝はゆっくりと起きて、両替のためにパブリックマーケットへ。
タクシー料金が上がっていた。
初乗りP35→P50へ。(P40のもあったけど違いがわからない)
見慣れた町並みはどこも懐かしい。
マーケット内のいくつかの両替所を回る。
この日は10,000円⇒3,820ペソが最高値だった。滞在中はこまめに両替できないので、ここで全額一気に両替した。
娘のフィリピントイレ初挑戦は、まさかの一番難易度が高いであろうマーケット。イケるか?母の心配をよそに、難なく成功!
なんの問題もなかった。「どうしてフィリピンのトイレはティッシュをながしちゃいけないの?」と当然の疑問が出た。
セッションロード沿いのレストランで朝食。前に夫と一度だけきた店だ。

「フィリピンではいろんなことにチャレンジしてみたい」と話していた娘が、夫の頼んだアヒルの卵(塩漬け・ピンク色のあれ)に挑戦。
しばらく噛んで…吐き出した。笑
私も食べてみたけど、正直好きじゃない。しょっぱいだけじゃなく妙に甘みもあって、なんとも不思議な味だ。バロットのほうが全然ウマいと思う。
プト・ボンボンは夫と娘が喜んで食べていたけど、私には甘すぎて一口でお腹がいっぱいだった。
家族・友人との食事
午後は義家族がホテルに遊びに来て、みんなで食事をしながら飲んだ。
朝食が10時なら、昼食は14時。日本では365日きまった時間に食事をとる生活をしているので、バケーション限定のこのゆるさがたまらなく最高。
「旅行中は何も頑張らない」と決めてきたからこその心地よさ。
▼おいしかったトウモロコシアイス。昇進した義妹が奢ってくれた。おめでとう!
夕方になると、友達も続々と集まってきた。
オーナーが開放してくれたホテルの庭で、お土産に持ってきた日本酒をあける。
タガログ語やイロカノ語が飛び交う賑やかな空間に、夫はとても嬉しそうだった。私はというと、前日までの仕事と移動の疲れもあり、少し部屋に戻って休憩。
夜は「Umari Cafe」へ移動して、友達のバンドの演奏を聴きながら22時ごろまで過ごした。
ここで娘は猫を撫でられるようになり、カタツムリも触れるようになり、さらに真っ暗でマーケットより一層汚いトイレ(笑)にも行けるように。母、感激の連続である。
初日からすでに7人の友達に会えた。
たった2日前に連絡しただけで集まってくれるこのフットワークの軽さ、本当に最高。
私と娘をホテルに送り届けたあと、夫は親友から飲み直さないかと誘われていた。
妻がいやなら行かないよ とお伺いを立てる夫。
どうぞ行ってくれ。むしろ行ってくれ。いつも頑張ってるんだから。母国でのバケーションくらい羽を伸ばしてくださいよ。という私。本心だった。
夫は嬉しそうに出かけていき、深夜に帰ってきた。
8月10日 3日目 ~近所散策、観光~
毎日ノープランなので、その日の予定はその日に決める。
とりあえず街に出る。ジプニーも P8.5→P12 に値上がりしていた。
Lugaw Repubric
朝食は【Lugaw Republic】で。ここも随分と値上がりした。
語学学校に通っていた頃、安いのでよくテイクアウトしていた思い出の店だ。
当時ひとりで食べていたら、先生から「友達がいないのか」と心配された。
▼ここのフルーツがやっぱり美味しい。
散歩をしていると、カラフルで可愛いジプニーが通りかかり、思わず写真を撮る。
すると運転手と夫が話し始めた。夫が子どもの頃から可愛がってくれた叔父さんだった。
今は一日700ペソでジプニーを借り、上乗せ分を生活費に充てているという。
「今日は楽しく運転してよ」と夫は700ペソをそっと手渡していた。
Camp John Hay
この日は義家族と一緒に観光デー。
料金はP400/30分(15分、60分もあり)。
日本の乗馬体験と違い、柵で囲まれたグラウンドではなく、いきなり山道(しかも傾斜)を登り始めてビビった。
何の説明もなく始まるので、怖がる頃にはもう後戻りできない。
クヤに馬の操り方を教えてもらい、最後は一人で乗ることができて、なんだかんだで面白かった。
4歳の娘も夫と一緒にトライ。最初は怖がっていたけれど、降りた頃には「楽しかった!」と笑顔だった。2歳の姪っ子もロロと一緒に乗っていて大興奮。
年齢制限なし・身長制限なし・事前説明なしの完全自己責任スタイル。
Botanical Garden

【入場料】
観光客 P100(子ども・シニア料金あり)
市民 P50(子ども・シニア料金あり)
5〜6年前に来たときよりも壮大に整備されていて驚いた。
とても綺麗なトイレが設置されていて、頻尿族としては高評価。笑
週末でもバギオはそこまで混雑しない。広々とした施設で子どもは走り回れるし、大人は入口で買ったコーヒーを片手に散策できるし、良い施設。
可愛いサボテンがP100〜。
とっても欲しいけど日本に持ち帰れないので、ガーデニング好きの義母にプレゼントした。

PILAK(シルバークラフト&ギフトショップ)

ボタニカルガーデン正面にある思い出のお店。
5年前、夫とここで結婚指輪を買った。
帰国直前で、フェイスシールドをつけながら指輪を選んだ店に、今度は娘を連れて戻ってこられたのが嬉しかった。
Grumpy Joe

義家族に何を食べたいかと聞いたら、満場一致で「グランピージョー!」。私も大好きな店だ。
今回は初めて2号店へ行った。
週末で激混みだったが、屋根付きの待機ブースがあり、椅子も子どもが走り回れるスペースも用意されていて快適。ほどなく案内された。
すっかり日本の食生活に馴染んだ夫は、「みんなもっと野菜を摂れ」と、ベジタリアンピザ・ほうれん草のピザ・フレッシュサラダ×2を注文。
バギオの外食では野菜不足になりがちなので、これは嬉しい。家族は苦笑い(笑)するも、長男である夫に従った。

震えて待ったお会計は大人7人+子ども3人で4,600ペソ。
ピザは半分ほど残り、それぞれの翌日の朝食となった。
店の前で売っていたアイスが美味しかったのでリピートしたい。
8月11日 4日目 ~観光、免許更新~
夫と二人だった頃は、ただ近所を歩いたり、マーケットを覗いたり、夜はバーホッピングを楽しんだ。
子連れになった今は「娘が喜びそうな場所」「子連れでも行ける場所」を探すのが旅のテーマ。これがまた新鮮で楽しい。
Burnham Park
午後はきまってスコールが降るので、午前中に外遊びを済ませることに。
スワンボート(手漕ぎタイプ)は3人乗りで250ペソ/30分。
以前は不気味なドラ●もん風(?)のボートがあったけれど、今は普通の船だけで、味がなくなっていた。
我が家はペダルより断然「手漕ぎ派」。私も30分でだいぶ腕が上がった。
▼今はなきドラ●もん風(?)のボート(撮影:2018年)
▼著作権で問題になったのか、単に気分を変えてみたのか、ディ●ニー風(?)も一掃されこうなった。なんだか…ふつう。
サイクリングも娘のお気に入りで、30分以上乗り続けていた。
娘が「フィリピンの運転手役」、私が「フィリピンのお客役」としてタクシーごっこを英語でやる。
普段は日本語オンリーの娘が、自分から英語での遊びを提案してきたことに感動した。
遊園地にも寄ったが、施設内は暗く、BGMだけが爆音で流れているという不思議な空間。
聞いてみると「お客が少ないので、乗る瞬間だけアトラクションを稼働させる」という、合理的な(日本では考えられない)スタイルだった。
メリーゴーランドとゴーカートに乗って終了。

夫の免許更新
この旅の目的のひとつが「夫の運転免許更新」。
Porta Vega内には複数の自動車学校と免許センターがある。夫がかつてオープニングメンバーとして「土地探し」から携わった学校(詳細は以下URL)は、事業拡大して場所も移動していた。

久々に旧友と再会し、教習中にも関わらず中に呼ばれて「この人が創業メンバーだよ!」と生徒たちに紹介されていた(笑)
免許更新の手続きに一時間かかると言われ、時間を持て余していたところ……ちょうどいい場所を発見!
すぐ上の階の真ん中あたりに子どもの遊び場が。簡易託児所のような施設で、利用料は15分60ペソ〜。
受付では、子どもの名前と保護者の名前を書いて署名。(いや、署名より連絡先とかのほうが必要じゃない?と思いつつ笑)
サークルは鍵付きで、その中で子どもを自由に遊ばせられる仕組みだ。
スタッフは一人だけ、受付兼・見張り役のアテ。子どもが出て行きそうになったら連れ戻してくれるが、とくに遊んでくれるわけではない。
一時間子どもを連れてウロウロ歩き回るのも大変なので、30分、娘をそこで遊ばせてみることに。
私たちがすぐ近くにいる安心感からか、楽しそうに遊んでいた。
他にも2〜3人の子どもがいて、親はサークルの外から見守るか、スマホをいじりながら時々チェックするか、そんな感じだった。完全に預けてどこかに行くというよりは、「子どもは遊び、親は休憩できる」というありがたい施設なのかもしれない。
前からあったのか?
あったとしても、子どもがいなければ見向きもしなかっただろう。
何かと「待つ」時間が多いフィリピンでは、需要がありそうだな、と思ったり。
Edsylsのシシグ

夜は大好きな【Edsyls】で。
以前は夫とバイクで通ったが、今回は娘もいるのでテイクアウト。
シシグとルンピア、それに昨日の残りをホテルでいただいた。
ほとんどのメニューが P90→ P160 とほぼ倍の値段になっていた。
いちいち昔を思い出していたら何も買えなくなりそうだ。
8月12日 5日目 ~隣町、思い出の場所、SM~
この日は義母の用事で隣町のラ・トリニダッドへ。
免許更新した夫は、久しぶりに整備されていない山道や信号のない交差点を運転できて、とてもうれしそう(日本の道路はめちゃくちゃ綺麗だけど平らすぎてワクワクしないといつも言っている)。
車は、最近レンタカービジネスをはじめた友達のところで借りた。
初日のみP2500、あとはP1000/日で好きなだけ借りていいよと言ってくれ、ありがたい。
時間がたっぷりあれば、毎回ジプニーやタクシーに乗るのもいいけれど、やはり子どもがいると、バギオでは車があったほうがいい。
隣町で恩師探し
用事が済んだあと、夫が「どうしても会いたい恩師がいる」と言い、母校に立ち寄った。
私も面識があって大好きな人。
人に聞きながら校内を歩き回ること一時間。ちょうどミーティングを終えた彼女と連絡が取れ、会うことができた。
アポなしで突撃するところも夫らしいけれど、ちゃんと会えてしまうあたり、やっぱりツイてる!
帰りに寄ったレストランが美味しかったので、リピートしたい。

Tam-awan Village
午後は私の希望で Tam-awan Village へ。

バギオの高台にあるこの施設は、伝統的なコルディリエラ地方の家屋を移築した山里のような空間。
小道を歩きながらアートや工芸品に触れ、自然と文化を同時に楽しめる場所だ。
ここは夫との「初デートの場所」でもある。
当時、私は語学学校に通っていて、まだ夫とは付き合う前。
Ligaw(男性から女性へのアプローチ)の一環でお菓子を持ってきてくれ、そのあと人生初のバイクにまたがり、連れてきてもらったのがこの場所だった。
今回、ちょうど車の中で寝ていた娘を義母に見てもらい、私と夫だけで行かせてもらえた。
ここのホットコーヒー/P80 がおいしい。
どこの豆かと尋ねると、「市場で買った」と教えてくれた。とくにこだわりはないらしい(笑)
ビュースポットへ歩いていると、日本語を話す声が聞こえた。
バギオでは日本人とすれ違うことは多くないので、思わず声をかけてしまう。
ダニエル「日本人ですか?」
A「日本人です。日本人ですか?」
私「日本人です!」
フィリピン人の旦那さんと日本人の奥さん、そのお母さん。旦那さんはバギオ出身で夫と同世代。奥さんは福島から来ていて、私より少し上くらいの年齢に見えた。
フィリピン人夫 ✕ 日本人妻カップルに外で出会ったのは初めてじゃないか?
盛り上がったのは言うまでもない。
一度別れたものの、また施設内の別の場所でばったり再会し、一緒に民族ダンスを鑑賞することになった。
思い出の場所での、不思議な出会い。
別れ際、旦那同士は下の名前を交換して固い握手。
一方の女性陣はというと、「また〜♪」と軽く手を振るだけと、日本人らしさを発揮した。
連絡先はあえて交換しなかった。
経験上、また会える気がしたのだ。
SMモール
夜は甥っ子のスクールが終わるのを待って、みんなでSMモールへ。
6歳になった甥っ子には、日本からお土産を持って行かなかった。
「本人に選ばせたほうがいい」という夫の提案だ。
彼が選んだのは、カラフルな粘土セット。
娘にも同じ粘土を買ってあげたが、義実家に帰ったあと2歳の姪っ子と取り合いになり、大惨事になった(笑)

バギオの日々は、自分にとってはやっぱり「ただの旅行」じゃない。
ただ遊ぶだけじゃなく、かつての日常を娘と一緒にたどれることが、何より嬉しい。
バギオに帰ってきたんだと実感できる時間だった。