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フィリピンに行くたび思うこと。
フィリピーナって、髪の毛キレイだな~
みんな、サラッサラでツヤッツヤな髪の毛を風になびかせて、優雅に歩いています。
太くてゴワゴワした生まれつき頑固な私の髪の毛も、フィリピーナが通う美容院で、フィリピーナと同じ染料で染めれば、フィリピーナのようなサラサラヘアになるのでしょうか?
Contents
フィリピーナ 美しい髪の秘訣
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フィリピーナ式 美髪の常識1:ポイントは自然乾燥
「サラサラな髪の毛がほしいなら、リボンドだよ」
リボンド(Rebond)とは、フィリピン版縮毛的やつで、髪が命のフィリピーナの強い味方。髪が長くてサラサラな子は大体やってるらしいです。
でも、私が通っていた語学学校で断トツ髪がサラサラだった先生はリボンドしていませんでした。
いやホントかよw
男性はピンとこないかもしれないけど、私が日本で通ってる美容院では
どんなに時間がなくても絶対に自然乾燥だけはやめてね。髪死ぬからね。乾かすのめんどくさかったらせめて根元から半分までだけでもしっかり乾かしてね。って言われる。それくらい、自然乾燥というのは髪に大ダメージを与えるという認識らしいのです。
だがしかし、ここはフィリピン。国が変われば常識も変わる・・・?
ドライヤー VS 自然乾燥 世界的にはどうなんだろう?誰か検証お願いします。
フィリピーナ式 美髪の常識2:髪を乾かさずに外出
フィリピンでは朝シャンして 髪を乾かさずにそのまま外出するのは普通のこと なので、
・女性が道端で濡れた髪をとかしている
・ジプニーに髪の濡れた女性が乗ってくる
・一限目の授業で先生の髪が濡れている
という光景は珍しくありません。
しかも’ちょい濡れ’とかじゃなくて’びちょ濡れ’。
日本人の私からすると、濡れた髪のまま出勤、というのはびっくりなんですけど
もう一人の先生によると、濡れた髪のまま外出するという行為の裏には、ひとつは 電気代の節約 、もうひとつは「私、髪ちゃんと洗ってるのよ!キレイでしょ!」っていうアピール があるらしいです。
そんな、髪が自慢のフィリピーナたちが通う地元の美容院はどんな感じなんだろう?
これは、日本からきたアラサー女子が憧れのフィリピーナヘアを手に入れるべく、バギオのローカル美容院に行ってみた話です。
バギオのローカル美容院で黒髪を手に入れた話。
SALON d’ BAGUIO n’ SPA
食料雑貨店 PURE GOLD BAGUIOが入っているビルと同じ建物。
本当はダウンタウン近辺のMaharlika Buildingという美容院がたくさん入ってる雑居ビルに行こうと思ってたんだけど、タクシーの運転手に 日曜日は激混みだから絶対やめたほうがいい と言われて
特にこだわりもなかったし待つのも嫌だったので、言われるがままにその人おすすめのところに連れて行ってもらった。
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店内、キレイ。お洒落。
▼メニューはこんな感じ
・フェイシャルケア P150~
・ネイルケア P100~
・ヘアケア P100~
・ボディスパ P150~
・フットスパ P250~
・脱毛 P50~
・その他(眉タトゥー、まつげエクステetc)
眉タトゥーは最近日本でもあるけど、リップタトゥーってのもあるんだ。
私はリップの色、その日の気分で変えたいけどな。暗い唇の色をピンクにしますってこと?
超混雑しているわけじゃないけどひっきりなしに地元の人たちがきてフットスパやらネイルやらやっている。どうやら人気店らしい。これは、アタリかな。
その日は日曜日だからか大盛況。
予約なしでOK。
客層は、綺麗な格好したマダムが中心。
奥の部屋ではワキ脱毛してる人もいた。ここを通過していかないとシャンプー台にたどり着けないので、他人がワキ脱毛している光景を見ることができる というオプションつき。
ヘアカラーがたったのP500(約1000円/ロング料金有)
Rebond P1500っていうのが、フィリピンでメジャーな髪が超サラサラになるやつか。でも、店員曰く Straightening P500 でも見た目は変わらないらしい。
ここのオーナーは気さくなおばちゃんで、外国人だから高いメニューをおすすめしてやろうっていう感じはまったくなく、ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくれて、最後までこちらの意思でメニュー決めるのを待っててくれた。いい人!
私はカラーのみ、友達はカラー+Straightening でお願いすることに。
「黒髪にしたい」っていう人はかなりレアらしく、すごい詰め寄られた。アンタほんとに黒でいいの?茶色は?ブロンドは?黒にしたいなんて変わった子だね!と爆笑された。
フィリピン de 染髪。
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前の人の切った髪の毛は掃除しないスタイル。
いよいよ染髪。
染料を髪につける。ここまでは日本と同じ。
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30分経過。
・・・
一時間経過。
ん?長くない?まあ急いでないからいいけど、私の髪、大丈夫?
・・・
・・・
・・・
寝て起きてもまだ。5分置きに時計を見る。綺麗なトイレは二回行った。
一緒に放置されてる友達とはついに話すネタがなくなって、ついにもち豚の話をした。
人間、やることがなくなるともち豚の話をするんだなー。。
オーナー、フットネイルしながらお客さんと楽しそうにしゃべってる。
でも私はやっぱり日本人。ちょっと!もう一時間経つよ!早くして!・・・なんて言えない内気ガール。
しばらくしたらオーナーが、私がちらちら見ていたのに気づいて「大丈夫よ!次はあなたの番だからね!」
ーそういわれて早30分経過。
ようやく私のところにオーナーがきたころには染料を塗ってから二時間が経過していた。
私の髪、フィリピンでご臨終フラグ(合掌)
シャンプー台でのお話
ようやくシャンプー。シャンプー台は日本と同じ。
シャンプー雑すぎて何度も いてっ!いてっ!てなった。
あと、冷水で寒い。
やっとお湯出た!と思ったら Oh, too hot! と言って すぐさま冷水に戻された。
その冷水が容赦なく顔面に飛んでくるのも、フィリピンの洗礼を受けているなあ、と思った。
オーナーにシャンプーされながら、おそるおそる質問してみた。
彼女曰く、フィリピンで美容師になるには日本と同じように試験を受ける必要があるらしい(国家資格ではない)
シャンプー完了。
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シャンプー台から席に戻るまで自分の髪の毛は自分で持つスタイル。
たしかに自分の髪の毛くらい自分で持てばいいか。日本だと当たり前に手ぶらで席まで戻るからまったく気が付かなかった。
改めて、日本のサービスってすばらしい。
にしても、とっ散らかりすぎじゃない?笑
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この店員さんを日本の美容院に連れて行ったらびっくりするかな・・・なんて妄想してた。
誰かそういう企画やらないかな。現地の美容師を日本の美容院へ連れて行ってみた、的な企画。きっとびっくりするよ。
施術時間、お会計、チップ
そうして、ようやく、ついに、Finally!!!
フィリピン de 黒髪を手に入れた。
開始時刻14:55 終了時刻17:35。
施術時間、実に2時間40分。
お会計、ロング料金でP800 (約1600円)。
フィリピンでは飲食店などではチップを渡す必要はないですが、ネイルサロンや美容院では忘れずに渡しましょう。って、なんかで読んだ。
いくら渡したらいいんだろう・・・
すると、私の前にお会計したお客さんがチップとして500ペソを渡した。わからないときはローカルに習え。これ、私のモットー。なので私も500ペソ渡すことにした。
チップ渡すとき、なんて言えばいいんだろう・・・
これも前のお客さんを真似て、「This is for you(ニコッ)」でOK。なるほど。そうやって言うのか。
このチップのくだりは、今でもフィリピン人家族の笑いのネタになってる。渡しすぎだって。
ローカルだと美容院でもとくにチップを渡す必要はないらしい(場所によるだろうけど)。今なら私でも渡しすぎだってわかる。
きっと私が手本にしたマダムは特別な事情があったんだろう。支払いついでに借りてたお金を返したとか。(笑)
仕上がり ビフォー&アフター
今回のメニューはカラー(黒)のみ。
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私の髪、元からゴワゴワだけど、長時間放置されたことでそれ以上ゴワゴワになったとかはなかった。
▼カラー+Straightening をした友達のビフォーアフターがこちら。
美容オタクの友達、サラサラの髪の毛を手に入れて大満足した様子。数か月たった今でも文句言ってこないので、ここの美容院は大丈夫。日本人のあなたにもおすすめできます。
まとめ
以上が、フィリピンのローカル美容院で黒髪を手に入れた話です。
今後、美容院はフィリピンで行ってもいいかも。というのが個人的な感想。
いつも日本では同じとこに通ってるけど、カット+カラー+トリートメントで15,000円(税込)程度。フィリピン美容院この価格でこのクオリティーなら通いたいな~
ちなみにフィリピン人彼氏の散発代は約200円なので、75倍のお金をかけてるなんて口が裂けても言えません。墓場まで持っていきます。