フィリピンに恋して。
~フィリピン・バギオのリアルライフ~
バギオ

バギオで乗合バス ジプニーに乗ったら誕生日会に招待された

Magandang gabi! コノミです。

 

フィリピンの庶民の足となり、街中を走り回る乗り合いバス〈ジープニー〉。

カラフルな車体で圧倒的な存在感。

実際に乗ってみると様々な角度からフィリピンの文化感じることができるし、何より運賃が安い!少しでも生活費を節約したいフィリピン人は、ジプニーターミナルに長時間並ぶことになったとしてもタクシーよりジプニーを選ぶようです。(私も住み始めてから1ペソでも節約したいというその感覚がわかってきた)

フィリピンに行ったら一度は体験してみたいですよね。

 

今回は、ジープニーに乗ったらたまたま前に座っていたフィリピン人の誕生日会に誘われた話です。

ちなみにそこで出逢った彼らこそが、私のバギオで初めてのフィリピン人の友達と呼べる存在であり、帰国した今でもFacebookを通じて連絡を取り合っています。

ジプニーとは

ジープニーまたはジプニー (jeepney) とは、フィリピンの全土でみられる乗合タクシーである。現地では単に「ジープ」と呼ばれる。マルチ・キャブと呼ばれることもあり、少し大きめのトヨタ・ダイナ級のシャシーから派生したハイウェイ・ジープニーという区分もある。車体形状は様々あり、キャブ・オーバー・ザ・エンジンのものも大小存在し、エンジン・アクセスのためのキャブ前傾機構も残されているものがある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


もともとは第二次世界大戦後にフィリピン駐留アメリカ軍払い下げのジープを改造して製作されたのが始まりで、
Jeep と北米で乗合タクシーを意味する アメリカ英語: jitney との合成語として jeepney と呼ばれるようになった。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

そうそう。

「第二次世界大戦時に使われていたジープを米軍が置いて行ったので、戦後、フィリピンには大量のジープが残った。それをフィリピン人が改造して今のジプニーができたんだよ」

と彼が説明してくれたっけ。

ジプニーがフィリピン人の生活を支えるのに欠かせないこと、

どれほど国民に愛されているかを知るには

2019年6月放送のNHKプレミアム 地球に好奇心「これぞジープニー人生~フィリピン版”国産車”は走る~」

が面白い。検索すると動画が視聴できるので是非。

私とジプニーの出逢い

私のフィリピンデビューは、今から三年前の2016年、セブ島。

▼海がめちゃくちゃ綺麗だったり

今までの人生で味わったことのないほどジューシーで美味しいマンゴーを食べて私の好きなフルーツ第一位が「フィリピンのマンゴー」になったり

▼友達になったセブアノくんと飲みに行ったら席について5秒後に停電してロウソクが運ばれてきたのに現地の人は誰も驚いてなくてカルチャーショックを受けたり

 

色々な感動があった初めてのセブ島だったけど

そんな中でも私が惹きつけられたのは、タクシーから見たこの光景。

 




なんだ、あのド派手&クールな乗り物は!!!!

 

初めてのフィリピンなのに大して下調べもしていなかった私は(これはこの場を借りて以前の自分に言いたいことなのですが、下調べしない旅行ほど効率の悪いものはないよ

それがジプニーと呼ばれる乗合バスだということを後に知る。

 

あのバスの中身はどうなっているんだろう・・・

気になる。

でも、調べるとセブ島のジプ二―は危険なので移動には必ずタクシーを使いましょうってネットに散々書かれていて

なるほど・・・あれは怖い乗り物なのか。。やめておこう。

ってことで初フィリピン旅行はジプニーに乗ることなく終えた。

 

二度目のフィリピンは2018年、再びセブ島。

一人で行ったのだけど

これが超タイトスケジュールでめちゃくちゃ忙しくて(また記事にするかも)

この時も、「嗚呼、ジプニーよ・・・」と思いつつ乗れず終い。

 

そして三度目が2018年-2019年にかけてのバギオ留学だったわけですが

ジプニー乗車も比較的安全と言われているバギオで、ようやくジプニーデビューを果たしたのです。

バギオでジプニーに乗る!

バギオのジプニーの運賃(2020年2月時点/バギオ)は、

8.5ペソで、およそ18円。

学生、高齢者、身体障がい者は7ペソなので、「学生は割引あるよ!」って学校の先生に言われていたけど私は8.5ペソで乗ってた。

学生割引って、留学生も適用されるのか?未確認情報。

タクシーが初乗り35ペソなので、もうこの安さを知ったらタクシーには乗れない。。。


彼の家は市街から少し離れているのですが

「そこを通るすべてのジープニーが市街に通じてるからどれに乗ってもいいよ!」

と言われていた。

ほんとかよ・・・と半信半疑だった私は(彼の話は信じる前に自分で確かめるスタイルです)

乗るたびに、窓から運転手に「〇〇に行きたい!」と告げて、そのジプニーが目的地に行くかどうか確認してから

「私わからないから着いたら教えてね」とお願いして乗ってました。

時に運転手が不愛想で、なかなか目的地に着かず、大丈夫?本当に教えてくれる?と不安になることもあったけど

基本的にはみんな親切で、運転手だけでなく周りにいる乗客まで私がどこで降りるか気にして、教えてくれる。フィリピンのホスピタリティ精神。ありがとう。

 

逆に市街から住宅街のほうに向かうときは

「Lower Quarry方面か Upper Quarry方面しかないから、うちに帰るときは〇〇だよ」

と教えられた。これもほんとかよ・・・と思っていたので毎回確認。(笑)

 

帰宅ラッシュ時は、ジープニーの発着地点に長蛇の列ができる。

この時、ジープニーの乗車口に立っている客呼び専門の男性はバーカー(吠える人)と呼ばれ、

ドライバーと雇用関係(?)にあり、乗客人数の管理をしたり、運賃を集めたりしている。

よく見るジプニーの後ろにくっついて立ち乗りしてる人は、ただの乗客の場合もあるし、バーカーの場合もある。

いざ、ジプニーデビュー。

私のジプニーデビューは、留学生活最初の週末、友達と市場に向かう時だった。

本当にたどり着けるかな、、不安だったのでその辺にいた人に聞いて、教えてくれたやつに乗った。(ジプニーの乗り方は他のブログでめちゃくちゃ解説されているので要検索)

▼これが思い出深い、私の人生初ジープ。

▼お金はバケツリレー方式で運転手まで手渡し。複数人分まとめて払う場合は、「〇人分!」って言えばOK。

 

▼お釣りが返ってくるのもバケツリレー方式

す、すげえ・・・1ペソの狂いなくちゃんと返ってくる。

ドライバーが、満員であろうと乗客の数をきちんと把握しているのもすごいし、

運転しながら手元に渡ってきたお金を見て即座にお釣りを計算するのもすごいし、

乗客たちが協力してお金を運転手まで届け、またそうしてお釣りが返ってくる「信用商売」でしかないこのシステムが普通に成り立っているのもすごい。

初めて見たときからずっと気になっていたジプニーの中身は、すごかった。

まあ、この狭い空間で他人のお金をポケットにしまおうものなら即刻袋叩きにされるもんな・・・そんなことしないか。

▼料金表的なものがあったのだけど、

4キロまでは8.5ペソ(学生、高齢者、身体障がい者は6.75ペソ)って書いてある。

私は基本的に学校⇔市街の往復に使っていたので毎回8ペソだったけど

長距離乗る場合は料金あがるのかな?

▼助手席には、運転手の子どもが乗っていることもよくある

ジプニーに乗ったら誕生日会に招待された


この狭い空間で、ある家族と出逢った。

私たちの目の前に座っていた三人家族。お父さん、お母さんと、間に座る小学生くらいの娘ちゃんに見えた。

お母さんはフィリピン人。お父さんはアメリカ人だった。(これは後から聞いた話)

右も左もわからない私たちに、お金の払い方、どこで降りたらいいか、降り方まで教えてくれた。

10分程話す間に、翌日のお母さんの誕生日パーティーに招待された。

フィリピン人て家族との時間が一番大事だと聞いていた。

この家族も、見るからに仲睦まじい。

そんな一年に一度の大切なお母さんのお誕生日に、10分前に出逢った赤の他人(しかも外国人)を招待していいのか?

と驚きつつも、「いいの?いきたーい💛」と二つ返事。

彼らは私たちより先に降りるというので、「明日14時に学校の前に迎えに行く」とだけ約束をして別れた。

連絡先もFacebookのアカウントも交換していないことに、その時は気が付かなかった。

 

翌日、私たちは約束通り14時に校門の前で待機。

もちろん、連絡の手段はない。

フィリピ―ノタイムだから一時間は見ておくか。もしくは来ないだろう。と8割の諦めと2割の期待をもって待っていたら、

父ちゃん、時間通りに現る。

家が学校の徒歩圏内だったので、徒歩でめちゃくちゃカジュアルに登場(笑)親戚のおじさん?


▼現地料理を振舞っていただいた

フィリピンの代表的な家庭料理、里芋のシニガンと鶏肉のアドボ。

お誕生日会に呼んでもらったというのにプレゼントの一つも用意していなかったので、せめてものお土産に、、、と思ってこういう時のために日本から持ってきていたフリクションをあげたら、珍しいようでとても喜んでくれた。

 

▼歌と踊りが大好きなフィリピン人。カラオケセットがある家も多い。みんな歌手なの?ってくらいめちゃくちゃ上手い。。

▼本当に、家族水入らず(唯一の招待客はお母さんの大親友)の誕生日パーティーでした

 

たまたま同じバスに乗り合わせた見ず知らずの外国人を大切な家族の誕生日パーティーに招待するなんて、日本では信じられないと思った。

自宅にお邪魔しても、昨日会った人とは思えないほどよくしてもらった。

知らない土地で、出逢ったばかりの人の家に行くなんて危機意識がないと言われればそれまでかもしれないけど、なぜだろう、彼らから下心や悪い気持ちは微塵も感じず、逆に愛すら感じた。

帰国してからもまるで娘かのように連絡をくれたり、こっちで自然災害があれば心配してくれる。

でも、思い出してみるといつも旅行先ではこんな出逢いばかり。

自分の足で歩く、自分の目で見る、肌で感じるにこだわって現地を散策していると、いつも素敵な出逢いがある。

もちろん誰にでもついて行くわけじゃないし、誰を信じるかは状況に応じた自分の判断でしかないけど。

無難にタクシーに乗っていたら出逢えなかった人たち。

まとめ


バギオでジプニーに乗ると、ローカルの誕生日パーティーに招かれることがある。
(ない)