先月頭にマニラ空港でお別れし、ロミオとジュリエット状態になった私たち。
実は、バギオGCQ中に「今のうちに入籍しちゃおう!」ということになったんですが、見事に失敗し、結婚できないまま帰国しました。
この記事では、役所に直接聞いた 2020年最新版のバギオでの婚姻手続き について解説し、さらに 私たちが婚姻手続きに失敗した理由についてもお話しします。
将来、バギオでフィリピン人パートナーとの結婚を考えている方は是非ご一読ください。
【2020年版】バギオでの婚姻手続き
Civil Registry Office
日本に住んでいると、お役所関係の手続きはネットで検索、不明点は電話一本で解決!が当たり前だけど、フィリピンでは勿論そうはいきません。
たとえ公的な手続きであってもネットに情報が載っていなかったり、やっと見つけたと思ったら何年も更新されていなくて正しい情報なのか分からない…ということはザラ。
電話もなかなか繋がらなかったりするので、行ける距離であればさっさと役所に聞きに行くのがベターということが、しばらく現地に住んでようやく分かってきました。
バギオで婚姻関係の手続きを管轄しているのはこの建物。
▼Civil Registry Office
必要書類
とりあえず、バギオで婚姻届けが受理されるためのチェックリストをもらいました。
これによると、用意するものは以下の通り。
1. Proof of Age:年齢を証明するもの
→ 出生証明書 or 洗礼証明書のどちらか。日本人はパスポートでOK
2. Parental Consent:保護者同意書(18~20歳)
3. Parental Advice:保護者同意書(21~24歳)
→ Adviceの訳ってなんだろう?とにかく保護者の同意が必要ってことらしいけど。。私たちは該当しないので詳しくは聞きませんでした。
4. Cenomar:独身証明書(フィリピン人側のみ)
→ バギオのPSAで即日発行可。
5. Certificate Of Seminar On Family Planning And Responsible Parenthood:家族計画セミナー修了証
バギオで婚姻届けを出すには、この家族計画セミナーの受講が必須。
過去に受講したという友人は、朝8時からの回で開始早々爆睡して注意を受けたらしいので気を付けましょうw
会場:Baguio Health Services Offices
毎週2回開催 / 各回4時間 / ※スケジュールは月ごとに変わるので要確認
6. Tree Planting Certificate:植林証明書
バギオでは森林保護活動に力を入れていて、ことあるごとに木が植えられます。
・大学卒業時、学生一人につき木を1本植える
・婚姻時、カップル一組につき木を1本植える
・出産時、子ども一人につき木を2本植える
これがすごく楽しみ!早くやりたい。
発行:Baguio City Hall Cepmo Office
毎週2回開催 / 一時間程度 / ※スケジュールは月ごとに変わるので要確認
7. Legal Capacity For Foreign Applicants
在マニラ日本大使館で取得する書類。
バギオ在住の場合は、半日かけてマニラまで行かなければなりません。
しかもこの書類、申請後、受取は翌日になるのでマニラに一泊する必要があります。
私たちが手続きしようとしていた頃は「マニラに24時間以上滞在した人は、バギオに戻ってから14日間の隔離が必要」というコロナ禍でのルールがあったので、これも大きなネックになりました。
詳細を聞くと「知らないから大使館に聞いて」とのことだったので大使館に問い合わせました。ここの職員には終始めんどくさそうに対応されましたが、在マニラフィリピン大使館の電話応対はよかったです。
必要書類:
日本人・・・パスポート、戸籍謄本
フィリピン人・・・出生証明書
オンライン申し込み不可 / 予約必須 / 在マニラ日本大使館にて書類提出、翌日受取
8. Widow Or Widower:未亡人
→ 死亡した配偶者の死亡診断書の提示
9. Cedula Or Passport:
→ Cedulaってなんのことかわからないんだけど、とりあえずパスポートがあればOK
10. Valid ID:身分証明書
→ 日本人はパスポートでOKとのこと
11. Ten Days Posting Of The Application:申請書の10日間の掲示
書類提出後の10日間、私たちの名前がどこかに掲示され、その10日間が問題なく過ぎれば手続き完了ってことらしい(?)
説明を聞いてもよく分からなかったので、その時がきたらパートナーに任せようと思います。
12. Processing Fee:申請費用 142ペソ(約300円)
手続きにかかる日数
上記すべてのプロセスを終えたら、婚姻証明書を受け取る前に、市役所で届け出 or 教会で挙式をします。
そこでもらった紙をすぐに Civil Registry Office に提出すれば、最短3週間で婚姻証明書が受け取れるとのこと。ここで注意したいのが、すぐに届け出なかった場合、6ヶ月待つことになるということです。
この「すぐに」っていうのが24時間以内なのか3日以内なのか聞いたら、「すぐにはすぐによ。なるべく早く」と、なんともフィリピンらしい回答が返ってきました。
「すぐに」の意味を突っ込んで聞いてくる奴なんかいないようで、終始「こいつ何言ってんだ?」って目で見られました。
とりあえず 市役所に届け出 or 挙式が終わって直行 すれば間違いなさそうです。
私たちが婚姻手続きに失敗した理由
今回、私たちが婚姻手続きをできなかった理由はずばり、家族セミナーの申し込みが遅かったから。泣
日本への帰国が既に決まっていたので、帰国前に婚姻手続きだけするつもりでいました。
手続きの手順を役所に聞きに行ったのが7月頭。
手順が分かってよかったね~♪ と呑気なことを言いながら、とりあえず書類関係をすべて揃え(大使館に提出するための戸籍謄本も約一ヶ月かけてEMSで日本から郵送してもらった)8月頭頃に申し込みに行くと
クヤ
8月、9月は満席。空きは最短で10月1日だよ
コノミ
ファッ!?みんなどんだけ結婚すんの!??
9月頭のフライトで帰国が決まっていたので、THE END。
セミナーを受講できないんじゃどうしようもない。
あまりにもあっけなく、入籍を見送ることになりました。
コロナ真っ只中のこのご時世、結婚式も盛大にできないというのにわざわざ今入籍する人は多くないだろうと、完全に油断していた。。。
落ち込んでるそばから知らないおばちゃんに「あなたたちなんで今までのんびりしてたの?!勿体ないわぁ~ああ、勿体ない!もっと早くくればよかったのに・・・」
と同じことを100回くらい言われ、さらに落ち込む。(そんなに言わなくても・・・つーかあなた誰?)
バギオで結婚するみなさん、くれぐれもセミナーの申し込みはお早めに。
まとめ
以上、役所に聞いた2020年最新版バギオでの婚姻手続きについてでした。
コロナ禍でパートナーと自由に会うことができない今、将来のために準備を進めている人もいるかと思いますが、少しでもその手助けになれば幸いです。
尚、手続きの内容や必要書類はいつ変更になるか分からないので、この記事はあくまで参考程度に、その時がきたら最新情報を入手するようにしましょう。