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東京の山奥で本格忍者修行!東京日の出武家屋敷が凄かった話。

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(この記事は2020年4月に執筆したものです)

一年前の今頃は、彼が初めての日本旅行に来ていた。

GWを挟んだ17日間の滞在ということで時間は十分にあったのだけど、

実家で家族とゆっくり過ごすというメインの目的があったので、あちこち行かず、場所を関東に限定してゆっくり回ることに。

関東に住んでいながら主要の観光スポットにすらほぼ行ったことのなかった私は、まるで日本に遊びに来たような感覚で、彼と一緒に観光地巡りを満喫した。

今回は、その中でも彼(と私)が「すごい!楽しい!!!」と感動した施設を紹介します。

外国人のパートナーやお友達が来日予定の方、もしくは小さなお子様がいる方に、ここは是非おすすめしたい!

東京日の出 武家屋敷

東京都西多摩郡日の出町にある『東京日の出 武家屋敷』は、明治14年(1881年)建築の古民家。

敷地内には美しい日本庭園、茶室、BBQサイト、忍者道場などがあり、合宿などにも使われている。

現在は、CMロケの現場として使われている他、コスプレ撮影、忍者修行体験、お姫様体験、茶道体験などのイベントも開催し、親子連れや外国人観光客に大人気。

忍者体験なら絶対ココ!な理由

大自然に囲まれた、美しい施設

住所 東京都西多摩郡日の出町大久野5107
電話 042-597-3835
アクセス JR青梅線 青梅駅より車で15分
JR五日市線 武蔵五日市駅より車で15分
URL https://www.taiyonoie-vc.com/bukeyashiki/

東京といっても、限りなく埼玉寄りの山奥に位置する武家屋敷。

地図を見れば分かる通り、周りには緑以外なにもありません。

最寄り駅からも遠いので、車移動がおすすめ。大自然の中をのんびりドライブも、楽しいですよ♪

木々に囲まれた田舎の一本道を車で走ったところにあるんですが、地図上では目的地に到着しているはずなのに、どこにもそれらしき建物が見当たらず・・・

目的地周辺を車でウロウロしていると、道路脇の車がやっと一台通れるくらいの急な坂道から、忍者姿のおじさんが下りてきてくれました(笑)

謎のおじさん
謎のおじさん
お~い!忍者体験の人?こっちこっち!

このおじさんについては、後ほどご紹介します。

建物自体はその坂を上ったところにあって、そりゃ分かんないわって感じでした(笑)

140年前に建てられた古民家で、昔ながらの日本庭園や茶室、囲炉裏がそのまま残っています。

歩くたびにギシギシときしむ渡り廊下も、年季を感じられて良い。

ここまで昔ながらの日本を感じられる、本格的な忍者体験施設は他にないでしょう。

外国人からしたら、忍者体験なしで施設見学と説明だけでも日本の歴史が学べるので満足かもしれません。

忍者に興味がない人は、茶道体験や、お姫様体験(よくわからないけど一部の外国人に人気らしい)もできます。

充実したプラン+良心的プライス

私がこの施設を見つけたのは、フィリピンからくる彼のために「忍者体験」ができる施設を探していたのがキッカケでした。

子どもの頃は忍者になるのが夢だった、という彼。大人になってしまったけど、せっかく日本に来たんだから子どもの頃の夢を叶えに行こう!

ということで忍者体験施設をリサーチ。

しかし、関東限定で探していたということもあり、出てくるのは外国人観光客が集中する浅草や新宿など都内のビルの一室を借りた小さな道場ばかり。

値段も高いし、内容もイマイチで惹かれなかったんですよね。

相場3,000~6,000円くらいのプランだと大体、忍者道場で手裏剣投げ、吹き矢体験、剣術体験等。

忍者衣装レンタル、撮影もついて一通り修行ができるしっかりしたやつだと10,000~20,000円は平気でかかる。

で、「忍者は諦めるか~」と半分思いつつ何気なくネットサーフィンを続けていたときに偶然見つけたのがここ東京日の出 武家屋敷でした。

忍者界大手(?)の有名な施設に比べてその時はまだ地名度も低かったのか、レビュー件数も少なかったけど、たまたま見つけて公式ホームページを開いた瞬間に「これはよさそう」と、即決。(第一印象、大事)

築140年の古民家で、忍者コスチュームを着て、施設内見学(説明付き)+みっちり忍者指導2時間で、3,000円。

これは安い。

師匠のゆるさが良い

最初に私たちを迎えに来てくれたあのおじさんこそ、この館を運営する師匠なのですが(失礼ながら、一年前のことで名前を忘れてしまったので以下『師匠』と呼ばせていただきます)

この師匠のゆるっとしたキャラが絶妙。

当日、館内にスタッフは師匠一人(他に女性が一人いたけど、奥さんなのかな?裏で何かしてた)。

非常勤忍者(スペイン人くノ一)が一人いたらしいけど、

師匠
師匠
彼女、ビザの関係で一旦国に帰ったら、戻って来れなくなっちゃったんだよね~。キミ、うちで働かない?それか、宣伝しといて

と言ってました。(笑)

経験不問だそうなので、ぜひ応募してみては?

師匠
師匠
忍者体験終わったら、好きなだけ館内でくつろいでていいから。写真もビデオもどんどん撮って。で、ネットにあげて宣伝しといて

とにかく宣伝してほしい師匠(笑)

HPは立派だしTwitterアカウントもあるのに、そこまでお客が殺到しないのは立地のせいだろうなー。こんな山奥なかなか来ないからね。

でも最近は、外国人観光客が増えてるらしい。

無料で写真データがもらえる

忍者修行中に師匠がカメラマンも兼任してくれるんですが、

写真がうまい。そしていちいち本気(笑)

CMやロケの撮影として使われることもあるので、施設内に照明やレフ版とかがあってそれを使ってくれるからキレイに撮れる。

ポーズから角度から、師匠が指示してくれる。

普通に携帯でも撮ってくれるんですが、それ以外に師匠のちゃんとしたカメラでも撮ってくれます。
(※この記事に掲載している写真は全て私のiPhoneで撮影したものです)

今はわかりませんが一年前は、最後にパソコンのアドレスを教えれば、写真のデータを送ってもらうことができました。

しかも無料。すごいサービスですよね。

(私はアドレス教えたけどしばらく送られてこなくて、こちらからも送ってくださいメールするの忘れてて一年経過したので時効w)

東京で忍者になる夢、叶えてみた。

受付

最低実施人数5人からとHPに記載があったので、5人に満たなかったら中止かと思っていたら

師匠
師匠
あっ、今日は君たち二人だけだから~。貸し切りです

と、二人なのに実施してくれた。嬉しい!そしてラッキー!ありがとう!

着替え

衣装がフル装備で、すでにワクワク。

色は赤と黒から選べる。サイズも揃ってるので安心。

彼が黒を選んだので、私は赤にしました♪

準備完了。

写真撮影

着替え終わったら、師匠による本気の写真撮影。

師匠
師匠
もうちょっとこっち!彼氏、顎ひいて!肘をもう少しあげて!

指示が細かいし、普通に写真がうまくて笑うw

出来上がった写真がこちら。
(iPhoneでも師匠がキレイに撮ってくれるので十分ですが、カメラがある人は是非持参すべし)

館内案内

写真撮影が終わると、師匠が広い館内を案内してくれた。

140年前の物が部屋にたくさん残っているわけですが、これを一つ一つ説明してくれます。

師匠
師匠
これはカブト。こっちは「はまや」。これだけで500万する

▼500万するという「はまや」

ちなみに師匠は英語が話せないので、外国人と一緒の場合には、説明してもらったことはすべて自分で通訳してあげる必要があります。

私はそこまでの英語力がなかったため30%くらいしか伝えらず、彼には申し訳なかった(師匠の説明、すごく興味深かったのに・・・!)

忍者修行開始

いよいよ、忍者修行がスタート。

忍者の歴史 座学

まず最初に、忍者流の座り方と挨拶を学んだあと、「忍者とは元々どういう人だったのか」というところから、忍者の歴史を学ぶ。

師匠
師匠
ビデオ回しといていいからね。それで、宣伝しといて

各武器の名前、使い方

それから、何種類もの刀をはじめ色々な武器の名前や使い方の説明があった。

覚えてないけど面白かった~!

吹き矢

吹き矢の修行。

私、センスありまくりだった。

忍法 隠れ身の術

ダサすぎて腹抱えて笑い転げたのが、忍法 隠れ身の術。

煙がモクモクッとあがってきてたら、「ハッ!」と言いながらジャンプして左横にある柵?に隠れる。

マジでダサい。

この他さらにダサ面白い技があるんだけど、残念ながら動画じゃないと伝わらないので行ってみてのお楽しみということに・・・

剣術

刀の使い方も、持ち方から角度から丁寧に教わった。

ここでも、師匠による本気撮影が入ります。

外に出て師匠と模擬対決。

前世が忍者かと疑うくらい飛ぶ男。

手裏剣

少し場所を移動して、手裏剣の修行。

吹き矢はイケたけど手裏剣は・・・ムズかしくて、ほぼ刺さらなかった。

それでも

師匠
師匠
ハイ、じゃあ最後に写真撮ろう。SNS用に、刺さったことにしてあげるから。ほら

という、師匠のやさしさ(笑)

▼一個も刺さらなかったのに刺さった風の写真

着替え、会計

手裏剣のあとも楽しい撮影会があって、トータル約2時間の修行プランが終了。

貸し切りだから好きなだけくつろいでっていいよ~と言ってもらえたので、お言葉に甘えて30分くらい施設内をくまなく探検したあと、しばらく和室で寝転んで、ひんやりとした畳の気持ちよさを満喫。

最後はお会計。

台所のような場所に通されると、テーブルに顧客帳みたいなノートが開いてあって

師匠は「そこに日付と名前と連絡先、書いといて~」と言い残してどこかに行ってしまったんだけど、テーブルの上に師匠の財布置きっぱなしw

しばらくして戻ってきたので一万円札を渡すと、師匠の財布からハイッとお釣りを渡された。

近所のおじちゃんみたい(笑)

思わず「ここはフィリピンか?」と錯覚するほどの、ゆるさ&心地よさ。

まとめ

美しく風情ある施設、充実したプラン、そして何より師匠の人柄。

やっぱり今思い出しても、この満足度で3,000円は安いな~!

彼はかつて抱いた頃の夢を叶えることができて大喜びでした。

帰国したらもう一度師匠に名前を聞きに行こう(笑)