先日、彼が市場でナマズを買ってきました。
うちの人は普段から生き物を袋や段ボールに入れて持ち帰ってくるのでそれなりに慣れてはいるつもりでしたが、この時は買い物から帰ってくるやいなや「はい、これ。」と私に袋を渡し何も言わずにまた出掛けて行ったので、完全に不意打ち。
いや… 生きたナマズが入ってることは先に言ってくれ… pic.twitter.com/ga0lgRQWWG
— コノミバギオ時々イフガオにいる人 (@knm_pinas) April 7, 2020
日本ではあまり目にすることのないナマズ。
実は、身が柔らかくほろほろで、めちゃくちゃ美味しいんです。
私たちが市場で日常的に買う魚の中には、身が少なく食べるところがほぼないようなものもありますが、ナマズは身もたっぷりで満足感あり。
しかも、1匹100ペソ(約200円)で買えます。
今回は、料理初心者でも簡単につくれるナマズのココナッツミルク煮(Ginataang Hito ~Daniel’s Special~)を写真つきで紹介します。
料理名の ギナタアン・ヒト は、タガログ語で
Ginataang = ココナッツミルクで煮た、Hito = ナマズ という意味。
ナマズの捌き方、下処理
市場から持ち帰ったナマズは、生きたまま包丁を入れそのまま4等分にします。(あくまでもうちのシェフのやり方です)
ただ、前回この方法でやったらナマズの生命力がすさまじく、4等分になったあとも呼吸していて可哀想で見ていられなかったので
今回は苦しむ時間をなるべく短くするため、まず頭部に刺激を与えて(殴る)動かなくなった後に切っていました。(私は、見ちゃだめ!と言われ部屋の奥に押し込められてた)
ナマズの下処理はどうやってやるの?ってことなんですが、うちのシェフ曰く「イゴロットは下処理しない」だそうです(諸説あり)。
4等分にしたあと、内臓とかはまずそうなのでとりあえず取り除きます。
ナマズのココナッツミルク煮(Ginataang Hito ~Daniel’s Special~)
材料(3~4人分)
・ナマズ 1匹
・スネイクビーンズ
・ししとう
・チリ(赤)
・玉ねぎ
・ニンニク
・生姜
・水
・ココナッツミルク 1袋と半分
・塩
スネイクビーンズというのはこちら。蛇のように長いからスネイクビーンズ。日本語ではなんだろう?
作り方
1.4等分にしたナマズを多めの油で揚げる。全体に火が通り、香ばしい茶色になったら別皿に移しておく
2.ニンニク、生姜、玉ねぎを炒める。香りがたったらチリも加える
3.ナマズを投入し、5~8分ほど中火で炒める
4.お湯に溶かしたココナッツミルクをいれ、しばらく煮込む。味見して足りなければ水を足す
※この写真は水入れすぎらしい。maybe.. 2カップくらい だそうです。
5.沸騰したら、スネイクビーンズとししとうをいれ、野菜が柔らかくなるまで煮込む(野菜が足りない..!という人はブロッコリーがおすすめ)
6.最後に塩で味を整えて(2つまみくらい)完成!
まとめ
ココナッツミルクって名前からしてお洒落だし、私なんかに扱えるわけない・・・と思っていたけど、ココナッツミルクってめちゃくちゃ簡単に、素人でも料理が美味しくつくれる魔法の粉なんですね。
ちなみにうちでいつも使っているココナッツミルクのパウダーはこちら。23ペソくらい。
あと、我が家の料理は基本的に 分量や炒める順番や煮込む時間は毎回違う ので、とりあえず材料が全部入れば美味しくできます。
Ginataang Hito、本当に美味しいので是非お試しあれ。