フィリピンに恋して。
~フィリピン・バギオのリアルライフ~
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フィリピン・バギオでバレンタインパーティーに参加してみた結果。

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フィリピンのバレンタインデーは、恋人同士が愛を確かめ合ったり、男性が女性にお花を贈って愛を告白したりする一大イベント。

直前の週末頃から「来週はバレンタインだ!」と、若い世代に限らずお母さんやおばあさん世代までソワソワし始めるし、当日はFacebookなどのSNSの投稿がバレンタイン一色になります。

これは、ご近所に住むアンティが地元のバレンタインパーティーに招待してくれたので急遽参加してきた話です。

フィリピン・バギオでバレンタインパーティーに参加した話。

誘いはいつも突然に

アンティ
アンティ
今夜バレンタインパーティーがあるから行かない?

言われたのはそれだけで、それ以上の詳細は聞かなかった。

(みんなでわいわいディナーパーティーみたいな感じかな?フィリピンのバレンタインって初めてだしどんな感じか気になる!面白そうだし行ってみるか)

と、軽い気持ちで行ってみて仰天。

Golden Pine Hotelというバーナムパーク近くのホテルで、リッチピーポーだけが参加できる招待制のダンスパーティーだった。
(誘ってくれたアンティはバギオでも有数のリッチパーソン)

おいおい、聞いてないよ・・・

シニア層向けパーティー

驚いたのはそれだけではなかった。

6階のパーティー会場に着いてエレベーターの扉が開くと既にダンスが始まっていて、結構な音量で音楽が流れてる。

そこまではいい。

 

タンッタタンッ タンッタタンッ

 

ってなにか聞こえてくると思ったら、蝶ネクタイつけた爺さんが椅子に座りながら杖で軽快にリズムをとっているのだ。

ていうかこの会場、

見渡す限りおじいさんとおばあさんしかいなくない?

それでアンティに聞くと、私たちがやってきたのは

60~80代のシニア世代向けのバレンタイン・ダンスパーティーだったのだ。(アンティよ、なぜ教えてくれなかった…)

 

女性も男性も、ばっちりキメてきてる。

日本の結婚式を想像してもらえると、ちょうどそんな感じ。

一切その年齢を思わせないくらい、みんな若々しく、綺麗で、ハンサム…!

そんな中で、庶民のディナーパーティー的なのを想定してジーンズにスニーカー姿で登場した私たちはあまりにも浮いていた。

▼ドレスアップしてるマダム

コノミ
コノミ
ドレスアップしてくるべきだった!
ダニエル
ダニエル
Tシャツ以外に服持ってたっけ?

 

そっか。海外で「パーティー」といったら一旦立ち止まって考えるべきなんだな。「パーティー」といったら、こんなカジュアルな格好で気軽にくるもんじゃないんだ。お洒落な服を着て、一番綺麗な私にならないといけないんだ。学んだ。

 

ところで、シニア世代の招待制パーティーになぜ20代の私たちが参加できたかというと、

チケットを持っている人(アンティ)は最大3人までゲストを招待して良い、ということらしい。

但し、年齢不問/カップル無料/シングル有料 ←バレンタインデーなのでシングルに厳しい

つまりカップルの私たちは参加費無料だったのだ。

私、大勢の若者が集まるキラキラしたダンスパーティーとか本当に苦手だから、シニア世代のダンスパーティーはとても丁度よかった(笑)

開始が17時でお開きが20時という健全っぷりも、夜遊びが苦手な私には有難かった。

80代のお爺ちゃんもいるからね。バレンタインだからって夜更かしはできない。

人生で初めて人前でタンゴを踊る

結婚式以外にこういうパーティーに参加したことのなかった私はかなりドギマギしてた。

いや、たぶんドギマギしてたのはそのせいではなくて完全に場違いな服装のせいだったと思う。

でも、みんな自分たちが楽しむことに夢中で誰も私の服装なんて興味ないし、なんなら私たちは彼らの孫世代なので(笑)、この際気にせずにワインを飲んで、Free drink, Free food, Free dance lesson を楽しむことにした。

▼シニアに混じってタンゴも踊った 注)私氏、ダンスがこの世で一番苦手

彼に手取り足取り教えてもらいながら。

ここはダンス大国フィリピンなので、基本のダンスができないのは参加者の中で私くらいだった。ワイン飲んでたからイケたけど、今振り返ると酷かった(笑)

こういうダンスパーティーで、ササッと前にでてタンゴ踊れたらめちゃくちゃかっこよくない?

タンゴ踊れるようになる ←今年の目標に追加。

溢れるフィリピンクオリティ

パーティーの始まりには全員で起立して神様に感謝のお祈りをしたり、

フィリピン(となぜかアメリカ)の国歌斉唱をしたり、

この日のために4時間2000ペソ(約4300円)で雇われたプロのダンストレーナーがいたり、

豪華プレゼントが当たる抽選プログラムでは、プレゼントが明らかにさっき財布から抜いて用意したようなしわくちゃの現金1000ペソ手渡しで生々しいなwと思ったり、

日本にいたら経験できないようなフィリピンクオリティが満載で、私にはそのすべてが新鮮で、面白かった。

▼4時間2000ペソで雇われたダンサー

最後に、

・Miss Cupid
・Miss Love
・Miss Valentines

の表彰式もあって、賞の内容はよく理解できなかったけど、それぞれが本当に綺麗だった。

▼選ばれたマダムたち

まとめ

フィリピンで 100人規模のシニア世代バレンタインパーティーに 20代の私が参加してみた結果。

 

バレンタインデーという一日にみんながワクワクして

バギオという小さな街のとある会場に集まって

年齢、性別関係なく個々のファッションを全力で楽しんで

一番綺麗な自分になって、その場にいる全員が自信に満ち溢れていて

愛するパートナーとダンスを踊って

初めて会った人ともダンスを踊って

なんていうか、私からしたらお爺ちゃん、お婆ちゃん世代の人たちなんだけど、日本人の私が抱くその世代のイメージとはかけ離れていたというか

美しくて、若々しくて、まさに人生を謳歌しているって感じ。

 

日本だとバレンタイン=主に若い人向けのイベントっていうイメージ。

だけど世代関係なくイベントを楽しむ風潮があったり、実際にそういう場所が提供されているフィリピンの文化は本当に素敵だと思うし、シニア世代がこうしていつまでも若々しく自分に自信を持っていられたり、国民の幸福度が高かったりする理由の一つだと思う。

結果、全私が愛で満たされるという、完全に私得なパーティーだった。ー完ー