バギオにきて3ヶ月。
そろそろ髪のダメージが隠せないレベルになってきました。
もともと癖が強く剛毛な私の髪の毛は、フィリピンの水、そして排気ガスにやられてもうボロボロ。
というわけで、
2018年12月に一度行っているサロンに、一年ぶりに行ってきました!
前回の記録はこちらから。バギオの美容院を探している方は是非ご一読ください。
Contents
バギオのローカル美容院でカット+ストパーをした話。
SALON’d BAGUIO n’ SPA
PURE GOLD(スーパーマーケット)と同じ通り沿いにあるこちらの美容院。
タクシーには、「PURE GOLD BAGUIO」と伝えるとスムーズ。
真ん中にあった紫色のソファが壁際に寄せられていた以外は、店員も、価格も、アットホームな雰囲気も、以前と変わっていなかった。安心。
しかも当時撮った写真を見せると、なんと私のことも、話した内容までも覚えていてくれた。嬉しい…!!!
今回も同じ人(オーナー)にやってもらった。
フィリピン de カット+ストレートパーマ
今回は、
・Hair Cut - P100(約210円)
・Hair Straightening - P500(約1080円)※ロング料金有り
をオーダー。
フィリピンのカット、試してみたかったんだよね。
というのも、男性の「フィリピン ローカル床屋でカットしてみた」みたいなのはよく見るけどフィリピン女性のカット情報があまりなくて。
あと、
「ねえ、どうしてアテの髪はこんなに硬いの?指もとおらないよ!みて。私の髪はサラサラだよ」
※アテ=タガログ語で「お姉ちゃん」
と、会うたびに悪びれもなく言ってくる彼の妹(10)に
「アテの髪、サラサラになったね!」
と言われたくてストレートパーマも追加。
秒速のヘアカット
まず驚いたのが、鏡の前に座ってからカットが終了するまでの時間がおよそ10分程であったということ。
日本なら、まず椅子に座って、飲み物は何がいいか聞かれて、自分に合った雑誌が出てきて、それからスタイリストとヘアスタイルの相談をする ←この時点で10分くらい
「今日はどうしますか?…なるほど。じゃあ長さはこのくらい切って、あまり軽くなりすぎないようにね。サイドはどうしましょう?少し段いれても大丈夫ですか?前髪は・・・」
みたいな。
この、ヘアスタイルの相談というのがほぼない。
ほぼない というのはどういうことかというと、
一応聞かれる。でも
スタイリスト「このくらい?OK」
で、終了。次の瞬間には大切な髪の毛にハサミを入れられてる。
そして斜め左上にテレビがあるのでそれを見ようと2ミリくらい頭を動かしたら「ああっ!ずれちゃった。あなたが動くからー!」と怒られる。
カットで失敗したくない人は、しっかりと自分の意思を伝え、納得のいくまで注文を伝え続けるべし。(納得のいくまで注文を伝えたところでカットが成功するかどうかは別問題)
ちなみにフィリピン人の彼が通う床屋では、髪を切りながら「今日はどんな感じにする?」と聞かれるらしいw
満足のストレートパーマ
私は怯えていた。
なぜなら、前回ここでカラーをしてもらったときに染料を塗られてから二時間放置されたからだ。
また何時間も放置されたらどうしよう・・・。
日本だと耳につけてもらえるビニールの耳カバーがないので、鼻をツンとつくようなにおいの薬剤が耳にダイレクトに触れる。
幸い、二時間放置されるということはなく50分ほどでお迎えがきた♪
▼私の施術を待っている間にフットスパで赤ちゃんの足を手に入れた彼氏
そして最後にこう言われた。
「三日間、髪の毛洗っちゃダメだよ。」
三日間?(笑)
あ、身体は洗っていいよー、と謎のアドバイスを受けたけどそんなことはわかってる。そして、
「大丈夫よ、バレンタインデーに髪の毛洗えないだけだから!」と言ってまた大きな口あけて笑ってた。
なんて愉快なんだ・・・
It’s more fun in the Philippines!
恐怖のシャンプー
やっぱりシャンプーが下手なのは相変わらずだった。涙
思わず(おいおい、家で自分の子どもにシャンプーしてんじゃないんだから・・・)と言いたくなる。
しかも今回、なぜか片手でシャンプーしてくる。
どう見てもお手隙の右手を頑なに使おうとしないんだ。濡らしたくないのか。
パーマ剤が浸透した髪の毛を左手だけで洗ってくるから、引っかかるし、あちこちに引っ張られるしでめちゃくちゃ痛かった。
そして「痛い」が言えないザ・日本人の私も一年以上たっても変わってなかった。
しかも「三日間髪の毛洗えないから、今しっかり洗っといてあげるからね!」と言われて、その後痛いのを我慢して30分大人しく洗われ続けた。
▼当たり前のように床に置かれているドライヤー
仕上がり ビフォー&アフター
バギオのローカル美容院でカット+ストレートパーマをしてもらった結果。
▼(左)Before (右)After
100ペソカット。
日本で通ってた美容院の方に写真送ったら
「今見ただけでも直したいところがたくさんある~♪」
と嬉しそうに言っておられた(笑)
やっぱり日本の技術といいサービスといい、すごいなあ。世界一なんじゃないか。
でも、今回は彼と彼のお母さんが褒めてくれたので満足!
まとめ:バギオのローカル美容院事情
バギオのローカル美容院事情はこんな感じ。
・カラー – P500
仕上がりに目立った問題はないけど、茶色かった髪を黒く染めただけなので正直良し悪しがよくわからない。二時間放置されることがあるので直後に予定をいれないほうが吉。
・カット – P100 ←安いところだとP80~あるらしい
仕上がりに問題あり。
一瞬で終わる。
・ストレートパーマ – P500~ ※ロング料金:P800
今のところいい感じ。どのくらいサラサラが持続するのかは不明。
フィリピンで人気のRebond(P1500)もあるけど、オーナー曰く仕上がりは変わらないらしいので安いストレートパーマでいいっぽい。
【衝撃】オーナーが〇〇だった
以上が、バギオのローカル美容院でカット+ストパーをした話です。
今回の美容院体験記、実はちょっとした(私たちにとっては衝撃的な)裏話があって。
ー
2018年12月。
私がここのサロンに初めて行った日は、私が彼氏と初めて出会った日でもあったんです。
本当はダウンタウン近辺のMaharlika Buildingという美容院がたくさん入ってる雑居ビルに行こうと思ってたんだけど、その日乗ったタクシー運転手に日曜日は激混みだから絶対やめたほうがいいと言われて
特にこだわりもなかったし待つのも嫌だったので、言われるがままにその人おすすめのところに連れて行ってもらった。ー 【過去記事】【女子必見】バギオのローカル美容院で黒髪を手に入れた話 より
この、私たちをここのサロンに連れて行ってくれたタクシードライバーが、今の彼。
ちなみに美容院に連れて行ってもらう前に彼とランチしたお話がこちら。
二人が初めて出会った日に行った美容院に、今度は二人で一緒に行こう!ということになって、今回行ってきたんです。
彼を紹介すると、オーナー大爆笑。
「あの時のタクシー運転手があんたなの!?!」
私はまったく記憶にないんだけど、そのタクシー運転手が親切な人だったっていう話をオーナーにしていたらしい(笑)
それから、
オ「あんた、実家はどこ?」
彼「〇〇です」
オ「苗字は?」
彼「〇〇です」
オ「あんたのお父さん、〇〇でしょ!私の旦那、あんたのお父さんの親友だよ!!そして、私はあんたのゴッドマザーだよ」
ここで、その場にいた誰も知らなかった新事実が発覚。
オーナーが、彼のゴッドマザーだというのです。
代母、女性の後見人。キリスト教の宗派カトリックにおいて、子供の洗礼式に立ち会って名を与え、霊魂上の親として保護する役割を担う、実親でない成人信者の女性を指す(男性の場合は「ゴッドファザー」)。ー コトバンク「ゴッドマザーとは」
簡単に言うと、ゴッドマザーとはキリスト教カトリックにおいて第二の母親として子どもに知恵や良識を与える役目を担う人のこと。(ちなみに私も彼の甥っ子のゴッドマザー)
フィリピン国内でも地域や宗教、家庭よっても厳しく定められていたり様々ですが、バギオはわりとゆるっとしています。なんでも、一人の子どもに対してゴッドマザー/ゴッドファザー(Ninang/Ninong) が沢山いることはこの辺りでは普通なので、子ども自身も自分のゴッドマザー(ゴッドファザー)が誰なのか、把握しきれていない場合が多いのです。
彼も、オーナーがゴッドマザーってことを26年間生きてきて初めて知ったらしい(笑)
▼ゴッドマザー、ゴッドソンの26年越しの再開に立ち会う彼女
ゴッドソン(God Son)へ26年分のプレゼントだと言って、250ペソのフットスパを無料にしてくれましたw ※一年間10ペソの計算
私のカット代100ペソもいらないよーと言ってくれ、ストレートパーマのロング料金 800ペソ(約1700円)だけをお支払い。
What a small world BAGUIO!!! と、ほっこり幸せな気持ちの帰り道でした。
髪の毛はガタガタになったけど、ここの美容院は通い続けると思います。